心に、渋谷すばる。
あの日から、一週間経ちました。
たまに、ものすごいさみしさに襲われて泣きそうになったりもしたけれど、やっぱり思いのほか私は平気です。
ずっと泣き続けている人もいる中、こんなに平気だなんて私はものすごく薄情な人間なんだろうかとか思うくらい。
だけど、思いのほか平気なのは、私がやっぱり渋谷すばるのことを好きすぎるからなんだと思います。
だって、何度も思ってきた。
「渋谷すばるの素晴らしい歌声が正当に評価されないのは、ジャニーズだからなんじゃないか」
「すばるはジャニーズじゃない方が幸せなんじゃないか」
「もっと自由でもっと広い世界の方が、すばるには似合うんじゃないか」
そんなことを、すばる担の頃、何度も何度も考えた。
常にもがき続けて、常に現状に反発して、安寧を求めないのが渋谷すばるだから。
そんな気持ちが、ずっと見え隠れしているのが渋谷すばるだったから。
「苦しいけど、歌を作ったり歌ったりしていくなら、幸せじゃない方がいいんじゃないかと思ったりする」なんて、そんな感じのすばるの言葉が忘れられなくて。
言いたいことはわかる。
でも、すばるくんには幸せでいてほしいよ。
そう思って苦しくて仕方なかった。
「何もかも手に入れて
何もかも思い通りにいっても
つまんないでしょう?」
すばるがそう歌うたびに、すばるが関ジャニ∞ではなくなる未来が浮かんで、怖くなって苦しかった。
だけど、すばるがすばるらしくいるためにそれを望むのならそれでもいいと、私は10年前に覚悟していた。
それでもやっぱり、すばるがステージで歌えているのはジャニーズにいるからだし、すばるがすばるでいられるのは関ジャニ∞がいるからだし、すばるもそれをわかっていたから関ジャニ∞を選んできた。
だけどやっぱり、
すばるはそうやって生きていくんだね。
だから、すばるの歌声は心に響くんだよね。
すばるの歌声は、魂から絞り出される、叫び。
いつも、すばるの歌声は心に刺さる。
だけど、去年の関ジャニ∞のライブで聴いたすばるの歌声は、心に刺さってこなくて。
「ああ、ついに、すばるはアイドルになったのかなぁ」なんて、ぼんやり思った。
"アーティスト"ではなく、"アイドル"になる覚悟をしたのかなぁ、って。
昔はしてなかったような、これでもかというくらいのカメラ目線をするすばるを見て、「ああ、やっと"アイドル"を楽しめるようになったのかなぁ」って。
でも、そうじゃなかったんだね。
...いや、もしかしたら、あの時は本当にそうだったのかもしれない。
でもやっぱり、諦めきれなかったのかな。
"なぜ、今?"なんてワイドショーで言われていたりしたけれど、いろんなことを考えると、今しかなかったんだと思う。
若い頃に勢いのまま飛び出すような形ではなく、ちゃんと考えて、めちゃくちゃ考えて、結論を出して、きちんとメンバーや事務所に伝えて、ちゃんとみんなの思いを受けとめて、それでもと決意して、きちんとメンバーに送り出してもらえる形で、本当に良かった。
メンバー全員(ヤスは欠席だったけど)と記者会見を開いて、しっかり自分の口から自分の言葉で話して、メンバーや記者さんからの言葉を受けとめているすばるが、すごくちゃんとした大人でしっかりしてて驚いたくらい。
そして、みんな悲しんだり残念がったりはしているけれど、非難の声が全然ないのは、すばるの歌唱力や関ジャニ∞の絆が業界や世間に認められたからなんだなぁ...と感慨深くてたまらない。
やっぱり、関ジャニ∞がこれまで全力で走ってきたことは、間違いなかったんだと改めて思えた、良い会見だった。
関ジャニ∞って、やっぱり素敵なグループだ。
改めて考えてみた、
私が思いのほか平気な理由。
↓
もう10年前には覚悟していたことだから。
自分の中で関ジャニ∞の存在が希薄になっているから(現役eighterではなくジャニーズWESTのファンだから)。
今までの関ジャニ∞に満足しているから(7人の関ジャニ∞の最後のライブが『関ジャニ'sエイターテインメント ジャム』だったとしても私は悔いない。あのライブを見れて本当に良かった)。
今までの思い出は消えないから。
現実の関ジャニ∞が何人であろうと、私の中で関ジャニ∞は8人だから。
すばるが関ジャニ∞でい続けてもそうでなくても、私がもう一度聴きたい曲たちをすばるが歌うことはなさそうだから。
いつでも、すばるの歌声は脳内再生できるから。
渋谷すばるが、歌い続けるために選んだ道だから。
アーティスト渋谷すばるの未来が楽しみだから。
渋谷すばるが、生きているから。
すばるには、すばるらしく生きていってほしい。
それが一番。
すばるがどこにいても、いつも、心のどこかにすばるの存在があるから、私は平気。
生きていてください。
笑っていてください。
歌い続けてください。
いつかまた、
渋谷すばるの歌声が聴ける日を、
心から楽しみにしています。
生まれてきてくれて、日々感謝。
生き進め。
上がっていこうか。
光へ。
君よ、咲き誇れ。
いつでも祈りを...